プラチナエイジの晴釣雨学

65歳からの充実ライフを共創する情報発信チャンネル

#14 2023/12/31この1年にありがとう!

山から蔦を切り出し、庭の南天と合わせて新春リースを作ってみた。

ちょっとワンポイントでアングラーらしさを入れたけど分かる?

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今年もあと6時間で幕を閉じる。

間もなく紅白歌合戦が始まる。

 

この1年は自分的には大きな変化があった。

真っ先に思い浮かべるのがこの2つ。

・6月末で仕事を辞めて年金生活者になったこと。

・同じ時期、17年一緒にいた愛犬ベルが鬼籍に入ったこと。

今、思ってもあの時期は本当に苦しかった。

 

週が始まる月曜日、あんなに入っていたスケジュール表が真っ白で、予定が何ひとつ入っていなかった。月初と月曜日がとても嫌いになっていた。

そういう変化に全く馴染めなかったし、とても戸惑った。

多くの先輩たちは「働けるうちは働いたほうがいい」とアドバイスしてくれた。

しかし私が選択したのは「動けるうちに好きなことする」だったはずなのに、

自由になって不自由を感じてしまったんだね。

 

65歳。

これはとてもデリケートな年だ。

平均寿命まで20年、健康寿命まで10年しかない。

10年なんてあっという間だし、20年だって決して長くはない。

ここで努力する人はキープできるが、ここで諦めた人は老化が加速する。

身体的にもアタマの中も同じだ。努力と言えば聞こえがいいが、生易しいものではない。

キープというのはそんな簡単に手に入れられるものではないのだ。

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私はビジネス界に別れを告げて独りになった。

ビジネス基盤の人間関係は卒業と同時に脆くなる。利害を超える人間関係の継続は稀だ。だからこそ継続する人達との絆は強く貴重なものだ、私も大切にする。

社風にもよるだろうが私も卒業された先人にはよっほどの事がなければ連絡は控えたものだ。

フリーになって以降、複数団体からお誘いも頂いたし、その方向で動いてくれた人もいたが私は頑なに意思を貫いた。ただ長男が事業をしており以前から会長職を拝命していたのでそれだけは継続することにした。

 

あまりに何もない日が続き自己嫌悪になることもあった。

これが無力感というのか。

不眠症になり食欲もなくなり体重が減り、産れてはじめて心療内科の門をくぐった。

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愛犬ベルを見送ったのは6月の16日だった。退職と重なりホント、苦しい時だった。

 

大好きだった釣りにも行かなくなった。Twitterを開けることもなくなっていた。

6月から7月上旬までの記憶があまりない。

苦しかった記憶を自分の脳が消したのかもしれない。

 

しばらくして服薬の効果か、新たな生活のリズムに慣れたのか表に出ようと思った。

当初は図書館や本屋さんだった。

家にいればパソコンに向かい保険、税金、老後の資金繰りなどを整理していた。

馬鹿げたことを考えたりして、典型的な退職後シンドロームだったかな?

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こんな事を調べたり、今、思えば65歳の変化は不安しかなかったのかもしれない。

 

こんな状況を一変したのはやはりサーフフィッシングだった。

釣れても釣れなくても海に行けば嫌なことは忘れられた。

釣れれば最高!釣れなくても最高だった!

サーフに救われた。

その仲間に救われた。

もう一回、サーフにのめりこんで、疲れて帰り、酒を飲んで寝る。

この繰り返しがまた、自分を自分らしくしていき、自分がまた笑えるようになった。

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ありがとう2023!

さようなら令和5年!

新しい2024も素晴らしい年になるようにまだまだ頑張る!

キープする!できればグローしたい!

トランスフォーメーションし続けたい!

 

来年もよろしくお願いいたします。

ヘミン

2023大晦日18:00

#13 M1グランプリ2023 私的総括!

今回は釣りと同じくらい大好きなお笑いがテーマ。

クリスマスイブの熱き戦いM1 グランプリ2023を少々偏った私目線で総括しますね。

最後までよろしくお願いします。

公式HP https://www.m-1gp.com では動画も観れますよ。

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CONTENTS

1、M1 2023の結果と19代目のチャンピオンは令和ロマン

2、敗者復活戦

3、ファーストラウンド

4、最終決戦

5、ヘミンの総括

 

1、M1 2023の結果と優勝は令和ロマン!

今年の日本一の漫才師を決めるM1 グランプリ2023が、昨日12/24開催された。

見事、19代王者に輝いたのは令和ロマンだった。涙の見られない笑顔の優勝発表だった。後から言うが下積みの苦労もさほどない?若手が勝ってしまった。

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彼らはよしもと所属のコンビで←高比良くるま(28)→松井ケムリ(29)で結成6年目の二人とも20代の若手芸人だ。

二人は慶應義塾大のお笑いサークルで出会い、魔人無骨(まじんぶこつ)というコンビ名でスタートとのこと。この芸名はNSCの講師野村さんのアイデアらしい。なんと彼らはNSC東京校23期の首席で卒業だったようだ。その資質が早くも開花したのかもしれない。既に2020NHK新人お笑い大賞で優勝し、まぁまぁの売れっ子で、今でもお笑い一本で喰っていけてるようで、食えてない芸人ではないようだ。

 

2、敗者復活戦

今年から場所とルールが変わった。昨年までの赤坂の野外ステージから新宿の屋内ステージに変更になった。審査方法は7組ずつABCブロックに分けて【観客が投票して】ブロック1位を決める。そのトップ3の中から【審査員が投票して】敗者復活戦突破の一組を決めるのだ。MCは今年も陣内智則

グループの1番目と次の面白かった方のボタンを押して決める勝ち残り戦だがどうしても最初の演者が不利になるように見えた。

Aグループを勝ち上がったのはヘンダーソン、Bグループを勝ち上がったのはナイチンゲールダンス、Cグループを勝ち上がったのはシシガシラだった。

芸人審査員はノンスタイル石田、アンタッチャブル柴田、マヂカルラブリー野田、かまいたち山内、錦鯉渡辺の5人だった。4票入り敗者復活組を勝ち上がったのはシシガシラだった。

やはり後半に出るほうが場が暖まり有利なのかも知れない。

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シシガシラは私の嫌いなハゲネタだった。審査員の多くが「今までにない新しいハゲネタ」と絶賛していた。アホか!

ちなみに私の押しはオズワルド。2019から4年連続ファイナリストで2021には準優勝の実力派コンビだ。そろそろオズワルドの番だろ!本気で応援してたんだけど。

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敗者復活戦のネタらしくない高度で計算されたもので一般観客に理解されるものではなかった。惨敗!

 

3、ファーストラウンド

準決勝を勝ち進んだ9組に敗者復活組を勝ち上がったシシガシラを加えて全10組が晴れのM1の舞台に立った。MCはいつもの今田耕司上戸彩

ご存じだと思うが発表順は笑御籤という箱に演者の名の書かれた棒を入れて(今年は)サムライジャパンの栗山監督とGの岡本選手が順に笑御籤を引いて決めた。トップバッターは栗山監督が引いた令和ロマンだった。

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この手の大会はトップバッターが圧倒的に不利である。M1も例外ではなく予選1組目で優勝したのは第1回の中川家だけで、優勝決定戦進出もその後笑い飯の一回しかないらしい。

そういう意味で令和ロマンにとって最高に不利な?状況でだったはずだが、昨日の令和ロマンはそれを武器にした

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松本人志がトップバッターの令和ロマンに90点を付けた。松本が90以上を付けたのは93ヤーレンズ、92真空ジェシカ、91マユリカモグライダーだけだった。最高で93という点数が何を意味するか?私はトップバッター令和ロマンの出来が本当に良かったからだと思っている。

令和ロマンは優勝決定戦でもトップバッターで出るのだが、この演出を作った人を忘れてはならない。それは先ほども言ったがジャパンの栗山監督である。今年のM1 は栗山監督のモッテいる何かが作用した夢舞台だったとしみじみ思うのだ。

実はファーストラウンドで私が応援していたのはカベポスターだった鳴かず飛ばずの6位。女性審査員は共に2番目に高い点数を付けた。彼らの特技と課題のヒントになるようなポイントではないだろうか。今年、第58回上方漫才大賞で新人賞を獲っている。才能はある!来年がんばれ!

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こういう大会は審査員への文句が噴出するものだ。今までも上沼姐さんや志らく師匠への攻撃が目立った。

今年は特に山田邦子への苦情が目立つ。しかし、以下の表をよく見て欲しい。山田の点数を除いても上位3組は不変なのだ。もっと驚いたのは審査員どの人を抜いても順位変動しないってことだ。ということは審査員への苦情攻撃は全く意味を持たないということだ。

ただし志らく師匠がXで言っていたことは興味深い。「もしも自分が審査をしていたら最高得点は真空ジェシカ98点で令和ロマンには92点で差は6点になる。すると最終決戦に進むのは真空ジェシカになり令和ロマンは優勝していない。」もう審査員でもないくせにそこまで言うか!開いた口が塞がらないっての!

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多少の凸凹があっても審査員のレベルも日本一だったんじゃないかな?

 

4、最終決戦

勝戦の1位~3位までの演者で優勝決定戦を行うが、順番は1位から順に選べてトップバッターは決勝戦3位の令和ロマン、2番目が2位だったヤーレンズ、ラストがトップ通過のさや香だった。↓この順でしゃべくったわけです。

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チャンピオンは3組が漫才を披露して7名の審査員が優勝と思う1組に投票して多数決で決める。山田邦子令和ロマン、博多大吉ヤーレンズ富澤たけし令和ロマン、塙宜之ヤーレンズ、ここまで2:2だっ梅原ともこ令和ロマン、中川礼二ヤーレンズと6人の開票が終わって3:3、残るは松本人志だけだった。松っちゃんが投じたのは令和ロマンだ!その結果、令和ロマン4票、ヤーレンズ3票、さや香は0票で王者が決まった。

私はさや香の最終決戦のネタに驚愕した。さや香が攻めた。今まであまり馴染みのないない【見せ算】ネタだった。4分の大会で理数系ネタは笑いが取れるわけはなく票の獲得は無かった。この大事な場面で、さや香はなぜこのネタだったのか、正直なところ私には全く理解不能であった。それが以下の記事で明らかになった。

以下↓デイリー新聞から一部引用

昨年のM-1で準優勝だったさや香は今年、1stラウンドにホームステイを題材にしたしゃべくり漫才を披露しトップ通過。最終決戦では、四則演算に加えて新たに作り出したという「見せ算」の世界観を展開し、3位となった。

2本目のネタは劇場で度々、披露していたものだが、高評価を受けた1本目や昨年のしゃべくり漫才とは異なる独特なテイスト。審査員の山田邦子から「さや香の最後のネタ、全然よくなかった」とバッサリ評された。

「-大反省会」で新山は、「2本目から決まった1年だったんで。あれをやるために、1本目を通過できるネタ作ろうみたいな感じでやった。1年前からミスってた」「今年はどうしても『見せ算』やりたかった」と、今年のM-1の戦略を説明。今年王者の令和ロマン・高比良くるまは、「さや香さんがあのネタやるって噂は何カ月も前から流れてきていた」と明かした。

 「M1打ち上げ-」では、千鳥・ノブから「さや香はすごいことをしたね」、大悟から「かっこええM-1したな」と称賛で迎えられた。新山は「やる前から分かってましたけどね、これアカンなって」と回想。「このネタをやるにあたって、各方面から事前に懸念は受けてたんです」とも打ち明けると、大悟から「でもお前らの漫才やから、お前らが。誰に言われようとな」と言葉をかけられた。新山は「初めてM-1で(心の)芯から好きなネタできた」とも語った

 

5、ヘミンの総括

①敗者復活戦、審査員が絶賛して送り出したシシガシラ。ファーストラウンドでは見るも無残な惨敗劇。ノンスタイル石田、アンタッチャブル柴田、マヂカルラブリー野田、かまいたち山内、錦鯉渡辺の5人よ、何らかの見解を出すべきじゃないか。ハゲだのデブだのを笑いにして新しい世界だのアホ言えって感じ。敗者復活戦の最終審査は本選と全く違うものだという認識と、腹くくってやれって言いたいんだ!

②改めて栗山監督は何か、凄いものを持っていると確信した。大谷が1000億円契約したのも栗山監督があってこそ。令和ロマンの優勝もトップバッターを引いて、決戦中もトップバッターネタで何回もトークがあったからこそ。その演出は全て、栗山監督ではなかったかと。

③続いてさや香。君らが欲しかったのは今日の1000万ではなく、夢という未来へのキッフだったんだな。立派!益々、応援したくなったわ。

④最後にスポンサーの日清さん。優勝副賞どんべぇ100年分って驚きだったけど、番組直後のモグラを起用したセブンイレブンとのタイアップCM。これ、めちゃユニークだったわ。セブン行くとセールらしいが幾らの値引きか分らんがCMは面白い!

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最後までお付き合いありがとうございました。おしまい

12th 2023の総括とメモリアルフィッシュ

ブログタイトルを【プラチナエイジの晴釣雨学】に変更しました。シルバーって渋いんですけど、なんか二番手のイメージですよね。ピークアウトでなく、これからも一層、輝きを増したいんですよ!だからプラチナ。このプラチナの石言葉は「多感な心」「永遠」だそうです。永遠に輝き続けるとの希望を込め、また様々な世代への刺激のひとつになればと自分自身にエールを送ります。引き続きよろしくお願いいたします。

さてこのブログも数えること12回目の投稿となりました。今週はクリスマスウィーク(私的にはM1ウィークですが(笑)、今年も残すところあと10日です。日めくりカレンダーの残り枚数が数少なくなって年の暮を感じさせます。私もそろそろ2023年度 晴釣の総括をしようと思います。そして今年、私の所に来てくれた忘れられない魚達に感謝を込めてここに記しておきます。

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1、2023年目標設定とメモリアルフィッシュ

過去回で綴っております通り、2023シーズンの冒頭に年度目標をこの3項目にしました。

サクラマス一本②マーゴン三本③小座布団ヒラメGET

今、改めて見てみましてもかなりハードルが高い目標にしたもんです。特に①はデビュー戦ですしフィールドの知識も無い状況で、これは希望としては立派ですが目標としてはどうなんでしょうね。②は通えば獲れると思ってました。ここ宮城のサーフはことマゴチだけは日本一と言われています。数も型も最高でここがメッカらしいです。③はかなり運任せですね。私の釣り仲間はサイズは選べませんが口ぐせですから。60㎝以上の大型ヒラメを通称、小座布団と言いますがこれまでの自己記録は53㎝ですから、これも気合の目標でしたね。

前回までの3回でサクラマスのことは語りつくしました。しつこいようですがメモリアルフィッシュですのでここでもう一度ご披露させて頂きます(笑)

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サクラマスのシーズンを見事クリアして5月から春ヒラメを追ってサーフに向かったわけですが、私の春シーズンにヒラメを見ることは出来ませんでした。宮城県全体でもかなり厳しかったようでまさに不漁と言われてました。

サーフの初物は5月19日のマゴチでした。翌20日には4本釣ってます。マゴチシーズンが本格的に開幕したのはこの辺りだったんですね。でも大型が全く釣れませんでした。50㎝以下のリリースサイズばかりで、なんか今シーズンはおかしい?と思いながらロッドを振っていました。

6月は企業戦士退任の影響で全く余裕のない状態で、ほとんど釣りが出来ませんでした。Xも見る時間がなく大きな変化の中で、眠れぬ日が続き初めて心療内科の門をたたいたほどです。7月半ばまでそういう状態が続き、この時は明けない夜はない、と自分に言い聞かせてました。組織人は辞め方と辞めるタイミングが本当に難しいんですね。

本格的にサーフに入り始めたのは7月の中旬からでした。今、思い出しますと毎日でも海に行けると思うとかえって行かなくなるような状況だったのかも知れませんし、前述のダメージが残っていたのかもね、体重が7㎏落ちました(笑)

今年の夏は暑かった!ですが梅雨明けした真夏のサーフで命の水がなくなる迄、遊んでいたものです。おかげで駐車場に着く頃にはフラフラってこともありました。

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10本以上の爆釣をつ抜けと言いますが今シーズンは2度でした。2回目は11匹でシーズン終盤の9月22日のことでした(下の写真)。昨年はマゴチが釣れた最終日が9月15日でしたから、今年の9月下旬のつ抜けは異常と言えます。さらに驚きですが、サーフの達人はなんと12月10日に仙南で仕留めてますから今年の夏がいかに高温だったのか、そして海水温が高かったのかが推測されます。

マゴチは60㎝以上の大型をマーゴンと言いますが今年は62㎝を頭に計4本上げることが出来ました。これも目標達成ですが達成感も感慨もないのは何故でしょうか?贅沢な話ですが、多分、全く苦労しなかったからだと思います。改めて宮城県のサーフのポテンシャルの高さを感じるものです。
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今年の最初のヒラメは、なんと9月26日でした。春には一枚も釣れず、正直焦りました。小座布団ヒラメを釣りたい!本気で狙いに行きました。達人が大きなヒントをくれたんです。「ヘミンさん、大型が釣れた所には必ずあと何枚かいるもんです。その情報をどれだけ早く持てるかが重要ですよ」はっきり言って目から鱗でした。

それからはやることは一つ、Xやインスタの釣果を徹底的にチェックして大型が釣れたと知ったら速攻でそこに行く作戦、名付けて「柳の下のヒラメ大作戦」をとりました。

DUOの大会は私は不参加でしたがその上位入賞者の多くがある場所に集中していたんですね。その後もそこではコンスタントに良型が上がっていました。ワンチャンあるならそこか?さらに言えば私がホームと自負しておりました仙南サーフが全く釣れず、皆さんが苦労してました。丁度その頃、サーフ仲間のYさんが平日が休日ということもあって行動を共にすることが多かったのです。彼もサーフ三年目で、また目黒門下生と共通点も多く、ロッドもリールも同じという偶然も重なってました。その彼が電動キックボードを買ったんです。あるエリアでは今年からクルマの立入りが禁止になりポイントまで歩いて行くには至難でした。目黒プロも電動キックボードは釣具と言うほどでした。それを武器にエリアが画期的に広くなりどんどん釣果を上げるようになったのです。ならば私も!と早速アマゾンでポチッとしました。

電動キックボードに不慣れで三回目の釣行時、午前3時真っ暗な所ですってん転びました。激痛で立ち上がれず、見上げた夜空の満天の星は忘れられません。背中のロッドスタンドが当たり激痛でロキソニン入り湿布を張って治しました。

10月23日も午前3時に駐車場に到着しました。急ぎ支度してハッっと気づきました。あろうことかロッドを忘れて来たんです。自宅まで戻って往復一時間のロスでした。急ぎ電動キックボードでポイントに向かい空いてるところでキャスト開始。なんと二投目、超手前の波打ち際すれすれで強烈なバイト。上がって来たのが50㎝アップのヒラメ。幸先良いねと思っていたら、次も速攻で50㎝あるなしのヒラメ!明るくなって他を見たらビックリ!なんとその日は複数枚の小座布団が釣れたようです。私も自己新の4枚+鰈でした。この日ほど一時間のロスを悔やんだことはありませんでした。そこで達人のあの教え「柳の下のヒラメ大作戦」の本気の出番です。

翌10月24日も午前3時に駐車場に到着しました。今日こそ!小座布団を上げたい!前日の釣果報告を達人にした時に「今、最も小座布団に近い漢」と言われたことを自信に鼻息荒く向かって行ったのでした。暗いうちに早速、50㎝を釣り上げ、この日も複数安打を狙って撃ち続けてました。太陽が出る頃、サリュー22gの限定色を投げていたら!ガンっ!かなり強いバイトで重くてなかなか寄らない!これは!ついに!来たか!波打ち際の攻防で少しハラハラしながら引っ張り出したのが66㎝の自己新・小座布団!この瞬間はサクラマスの時の感動とは違って驚きでした。その直後に、2023年間目標パーフェクト達成の感動でした。デカいヒラメを釣り上げたら、そこから先は一生懸命ロッドを振らなくなるもんなんですね。達成感というかゴールを切った感でぼぉーっと海を眺めていました。

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三枚のメモリアルフィッシュのPHOTOですが、こうして見ると全て仲間に撮ってもらったんですね。本当にありがたいことです。

2、来期の目標

2024シリーズですが、まず健康に留意しながら、ケガなく過ごしたいです。そして忘れ物をしない、モノを失くさないことです。GOPROを買いましたがまだまだ使い慣れてません。Xでヒットシーンを投稿するのが精一杯ですから、来年はYouTubeにもチャレンジしてみたいものです。

そして大事なことは来年はバラしを極力減らしたいです。今年もデカい魚をバラし小さい魚が獲れることが多かったです。フックを全て見直し、ノットの完成度を高めるところから始めます。

さて具体的な目標ですがサクラマス一本絶対死守!②小座布団以上一枚!とします。

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来年もよろしくお願いいたします。

 

 

11th 追波川でサクラマスを追う(終)

こうしてブログを書いてますと、読者さんの反応がとても気になるんですよ。日記ではなく、一応ブログという広く発信するチャンネルのカタチを取ってますから読者さんとのご縁を大事にしたいと考えているわけです。気にし過ぎかもしれませんが私はブローガーとしてのひとつの務めと考えております。皆さんの声に耳を傾けながら、より良いモノにしていく所存でありますので引き続きよろしくお願いいたします。

さて11回目、いよいよサクラマス編の最終回となりました。今回は「サクラマス、感動の一本」を中心に綴っていきます。最後までよろしくお願いいたします。

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CONTENTS

1、バースディフィッシュならず!

2、4月29日のTwitter

3、ついにその日が来た!4月30日

4、この釣りから得たもの

5、あと2週間で来期開幕、私の目標 

絵葉書のような美しい風景の中で遊びます

1、バースディフィッシュならず!

4月20日木曜日、私の65歳の誕生日。この日から法律上、めでたく?老人の仲間入りの記念日です。この日を祝して神様がきっとバースディプレゼントを運んで来てくれるに違いないと信じておりました。そして妙な確信のようなものを感じ取っていました。今日は必ず釣れる!

この日のためにこれまで釣れないドラマを創ってきたのか。神様もなかなかの演出家ですな。ならば今日は必ず・・・。いつも以上に気合が入ってましたね。

その殺気が魚に伝わってしまったのでしょうか?ロッド振れど魚信は得られずで、帰りの駐車場までの道のりでどんな独り言が出たのか、想像できますか?

「この世に神様はおらんのかぁ!」こんなことを叫んでたのでしょうね(笑)

いつものように長閑で、鶯の声がイライラを慰めてくれます。

ホーホケキョ

おかげで私の鶯の真似をする口笛も相当上手くなりました。

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2、4月29日のTwitter

私は早く一本釣り上げて、一日でも早くサーフに行きたいと思っていました。春ヒラメのシーズンインでボチボチ、釣果を目にしていました。

もうすぐにGWに入ります。米どころ宮城県北部ではGWは農作業のピーク期です。田んぼに水を入れて耕します。これは田植えの準備で、その作業を代掻きと言います。これが始まると河川の水は圃場から出た水でカフェオレ色になり、ルアー釣りは出来なくなります。すなわちサクラマス釣りの終焉を意味します

ですから私は4月末で今シーズンのサクラマスを終えようと決めていたのです。下の写真はその前日の29日にTwitterに投稿したものです。内容は総括であり、今シーズンの敗北を宣言しています。

やれることはやったの書き出しですから諦めモード全開でまさに敗北宣言そのものです。

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最後から4行目に次シーズンは~の文字に、夢を持ち越した無念さが表れているのです。時刻は19:27を記録していますね。この時間に書いているということはお酒を飲む元気もなかったんでしょうね。

 

3、ついにその日が来た!4月30日

しかし人生は分からないものです(やや大袈裟です)!

敗北宣言の翌日です。四月の最終日、私の追波川最終チャレンジDAYです。この日はウッシーが先日見事に釣り上げた藪に入ると決めてました。朝の仕事を片付けてややゆっくり目、11時頃の釣行開始でした。

藪をかき分けて現地に入ると、ちょうど空いてる所がありそこで振り始めたわけです。あちらこちらでライズがあり活性度は高いようでワンチャンあるかな?と期待し続けました。

沖目はスプーンで。手前はミノーで今シーズンの集大成、じっくり探っていきました。私のすぐ下流のアングラーさんのバラしを見ました。いるな!

今度は俺に来てくれ!とルアーを投げて巻いてを繰り返していました。沖目で魚っ気を感じたので少し重めでより遠くに飛び、濁りはじめた時に効果的なチヌーク25gのこの派手なスプーンを選んだんです。何投かした時!

リールから一気にPEが出る強力なアタリがありました!前回のバラしはミノーでトリプルフック、今回はスプーンでシングルフックを2本。絶対にバレない!その自信はありましたが、バレるな、頼む、釣らせてくれ!って心の中で叫んでいました。

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お隣さんにタモ入れを手伝って頂き、なんとかネットイン!やったぁ!ついに、ついに俺にも来た!さすがにジィーんと来たね。

もっと大声を出して絶叫し喜びたかったのですがここはじっと抑えて、心の中で歌を歌っておりました。

それは母校の凱歌です。「一、臥薪嘗胆幾月ぞ 長年月のこの恨み 晴らして帰る我が選手 祝えや祝せもろ共に♬ 二、欣喜雀躍勝鬨の 声北洋に轟きて 意気衝天の健児らが 歓呼の叫び止まざらん♬」

すぐさまご報告の電話です!追波川の先輩ウッシー、そしてサーフのK達人へ。お二人とも自分の事のように喜んで頂きました。

(前号でも書きましたが)ウッシーが缶コーヒー二つ持って女川から駆けつけて頂き乾杯をしました。もちろん熱き抱擁もしました。男同士、川辺で抱き合う光景はなかなか異質かも知れません。私はとにかくうれしくて、達成感なんでしょうか。応援していただいた多くの方への恩返しが出来た安心感だったのでしょうか。何だったのでしょうね。思わず頬を伝うものを感じました。そしてウッシーには記念写真をたくさん撮って頂きました。深謝!

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サーフの達人も電話の向こうで感動して頂き、喜びを分かち合いました。何度も声をかけて激励して頂き、アドバイスも貰ってました。その仲間達もいつも気にかけて頂きました。

後日、そのサーフの仲間達から私の釣ったサクラマスの画像を読み込み、このような特製マグカップを贈呈して頂きました。釣った日時、場所、サイズ、私の名前などが印刷されて、まさにデジタル魚拓をマグカップに写しこんだもので最高の記念品になりました。このカップで毎日コーヒーを飲んでますがその度に彼らの顔を思い出すのです。本当にありがたいものです。深謝!

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4、この釣りから得たもの

それは仲間の存在と夢を掴むことで得た自信ですね。

仲間のことは常に書いて来たことです。Special thanksです☆

アングラーにとって自信は大事ですね。そこはアスリートと似ていると思います。出来なかったことが出来るようになる事を【成長】といいますが、アングラーにとっての成長は釣果直結ではないでしょうか?

今年、サーフ3年目、サクラマス元年。6月末でビジネス界から引退し、7月からはサーフに通いに通い、比例して釣果もあがりました。魚が付く場を見れるようになりました。得意なルアーも出来ました。課題はバラしです。来期の課題として考えていきたいものです。

そして健康でいることの大切さを痛感しました。

この方は通称大工さんです。御年70と数歳ですが今年もものの見事にビッグサイズを釣り上げました。さらに驚くことにこの翌日も釣り上げたとのこと、なんと連日の釣果です。軍手ですよ、このいで立ちに風格を感じますよね。

大工さんには健康でいることが全てと教えて頂いたようです。65歳になりますと老眼でラインやスナップが見えにくくなったり、ノットを締めこむ時に歯が弱くて締めにくくなったりします。70過ぎの大工さんがやってるんだから私もやってやろう!そんな気にさせて頂きました。

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5、あと2週間で来期開幕、私の目標と決意

今期は1月20日解禁でしたが来期は1月元日の解禁のようです。もう二週間を切ってます。実は何の準備もしておりません。実は激寒の釣行を躊躇しています。幸い毎日が釣行可能(笑)ですので、コンデションを見ながら車中泊の用意をして臨もうか。もしくは少し暖かくなる3月4月頃、ウィークリーアパートを借りて住みながら狙ってみようか。いろいろ考えております。目標は来年も一本!絶対死守の一本です。

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Twitterや何やでサクラマスが釣れた!なんて情報が来たらそんな悠長なこと言ってられないのでしょうね。寒かろうが雪降ってるだろうが関係なしに、ふっ飛んで直行するヘミンかもね(笑)

 

三回連続でお届けした追波川のサクラマスシリーズもこれにて終了です。

想いはあるのですが筆力がこれしかありませんので、悪しからずご容赦願います。

次回は年度の締めくくりとして年間目標達成と2023メモリアルフィッシュをお届けします。乞うご期待!

bye!

 

10th 追波川でサクラマスを追う(中)

皆さん、こんにちは。

早いものでこのブログを始めて10回目の投稿です。初回の投稿が11月17日ですから、今日でちょうど一か月になるんですね。その間にトータル647アクセスも頂きました。とても感慨深いものがあり、お読みいただいた皆さまに改めて御礼を申し上げます。

さて前回からサクラマス編をお届けしております

今年1月から追波川でチャレンジをスタートして、実は41回目の釣行で初めて釣れたんです。それはもう無理かと諦めかけたシーズン最終盤の4月30日のことでした。

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釣れた前日の29日のTwitterに私はこのような投稿をしておりました。

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情けないことに、これはまるで諦めの総括ですよね。本当に私のファーストシーズンは終了した、そう思っていました。

今回これを綴りますのは釣れなかった40回をしっかり振り返り記憶を記録と残すことが自分にとっても意味あるものと思っております。ですから今回の内容は、

①右も左もわからず始めて、極寒の中、通い続けて40回ホゲたんです。吹雪から鶯の声まで季節の変化の真ん中で、何を思ってロッドを振り続けたのか?

②そしてサクラマスを最初に見たのはお隣さんが釣ったものでその時の魚体を見た衝撃、これは忘れることが出来ないもので、それで一層、熱が入って・・・・・・。

③そしてここ追波川でもその後、師匠(そう言うと怒られますが)となる人で、私を仲間に入れて頂いた方々との出会い。

そのあたりをお届けできればと思っております。では書き進めて参りましょう。

1、40回連続ホゲ。激寒の中、私は何を思ってロッドを振り続けたのか?

令和5年度の釣りの目標をサクラマス、小座布団、マーゴン3本と設定しました。

無謀と言えば無謀ですが前回も書いた通り、私は目標を達成するための努力は徹底的にするタイプで、目標が高ければ高いほど努力します。カッコいい事、言いましたが本当のところサクラマスの一本の難易度を知らなかったんですね。

しかし目標として設定した以上はその達成に向けて本気に努力しました。徹底的に情報収集し、可能な限りフィールドに入り、考えられるありとあらゆる試行錯誤をしました。そこは自分でも評価できるポイントです。ツイッターで「またホゲた」「連続何回ホゲた」と、つぶやく度に多くの方から励ましのコメントを頂きました。恥ずかしながらその声に励まされました。

1月20日に解禁して2月に入りますと寒さがもう一段厳しくなります。雪交じりの北風が頬を直撃し、あっという間に対岸が見えなくなります。

PEが凍みるとリールが凍ってハンドルが回らなくなります。マイナス6度の世界です。手の指がもげそうに痛く、足の指の感覚も無くなります。

雪をかき分けてフィールドに入ります

「あぁ、なんて世界に足を踏み入れてしまったんだよぉ」もう泣きそうになりました。クルマに戻って暖気、浴びよう。そんな誘惑に負けたこと、負けそうになることなんか毎回ですから。そんな時は後述しますがこのフィールドで出会った面倒見の良い師匠とその仲間達の「この釣りは修行です」「この釣りは過酷ですが諦めたらそこで終わりです」という言葉が背中を押すんですね。



寒さと痛さをこらえて頑張った過酷な2月も私の所にサクラマスは来ませんでした。

ここ宮城では暑さ寒さも彼岸までと言われて、春彼岸(3/18~24)になると三寒四温を経ながらですが、一気に寒さが緩み新芽が一斉に出てきます。空高く飛ぶ北帰行の白鳥の声から、河原に聞こえる鶯のホーホケキョへと季節が進みます。長かった冬が終わり、待ちに待った春の到来です。私の釣りも春が来て欲しい!

3月も終盤になりますと、顔見知りになったアングラーさんとこんな会話からスタートします。

私(H)「お疲れ様です!今年は何本上がりましたか?」A「お恥ずかしい、まだサクラマスの顔をみてないんですよ。」H「そうですか、私もです。もう今日で30回目ですよ。」A「30回ならまだ良いほうですよ。私なんか去年から45回連続ホゲてます(笑)」

えぇぇッ!聞いた話ですが最初の一本に5年かかった、という人がいました。いやぁ、エライ世界に足を踏み入れてしまった!本気でそう思っていました。

しかしその一方でこの世にはスゴイ人がいるもんですね。

サーフの知り合いですなふさんという人がいるんです。千葉の野田からジムニーに乗って宮城のエリアに通うアングラーさんです。彼も今年からサクラマスデビューらしく、例によって何時間もかけて追波川までやって来るわけです。

彼はサーフで公認のメロンアンバサダーなのでメロン色のルアーしか投げない有名人なんです。その彼は初回でしかもサーフ用のルアーでサクラマスを仕留めたのです!それには驚愕しました。

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釣れる人は釣れるんだな、そう思ったものです。3月4日のことでした。この一本は私にとっても大きな一本でした。「俺だって!」そう気持ちが昂りましたしモチベーションがキープ出来ました。

すなふさんは今シーズン、サーフで88㎝の大座布団ヒラメを釣り上げてます。私とは比較にならない位、釣りの名手だったんですね。

 

2、初めてサクラマスを見た衝撃

私はこの日も忘れることが出来ません。この日のTwitterにこんな投稿をしています。

2月6日の私のつぶやきです。

精悍な顔つき、それはそうでしょう。どこを泳いで来たと思ってるんですか!この河を出て、北の海へと渡り、厳しい環境を何度も潜り抜けて産れた川に戻ってきたんですから。そこに費やした月日は顔を変えるんですね。強く凛々しく、自信に満ちた美しい顔でした。

アクアマリン・セルリアンブルーの美しさサクラマスならではの見事な色彩です。しかも銀色の特別な輝きを併せ持つ神秘的なカラーでした。私は油絵を描いていた時期がありますがこの色を出す自信はありません。

この魚を見たら、私も絶対に釣り上げたい!そう思ってしまいます。寒さが最も厳しい2月上旬にこの魚を見て頑張れたのだと思います。

見事釣り上げた方は遠方からの方で、毎年このフィールドに来られているそうです。そして日本全国トラウトを追っているそうです。実に見事な立ち振る舞いで、ネイチャーアングラーの品を感じました。その彼とはTwitterで今でもつながっており、サクラマスが結び付けてくれた縁を感じております。

余談ですがこの日に釣具店に直行して、サクラマス専用ロッドを買っているんですね。釣れないと道具のせいにする悪い癖が出ています(笑)

その後、いっちょ前にスプーン用とミノー用の二刀流になるんですよ。1年目に大した出費ではないなどと思ってスタートしましたが大変な痛手でした(笑)

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3、このフィールドで友と出会う

日記を振り返ってみますに、ここの達人に初めてご挨拶させて頂いたのは2月11日のことでした。

「ヘミンさん!はじめまして!」と気さくにお声をかけて頂きました。追波川初心者で何回もホゲているのでどんな人かなって、思っていたんですって。少し会話すればびっくり!なんと昭和33年産れの同級生だったんですね。ミナトさんです。ミナトさんが隊長のサクラマスグループがありいつも何人かでワイワイ楽しく集っているんです。私はいつもピンですから羨ましく見ていたものです。初心者の私に最もアドバイスと励ましを頂いた方はウッシーさんです。聞けばミナトさんの職場の同僚とか。このお二人が中心となってまとめるこのグループは全てにおいて阿吽の呼吸でさすがのチームワークでした。

私も行くたびにお声がけ頂き、またアドバイスも頂き、忘れられないのが激寒の中に頂いた一杯のコーヒーでした。そして週末ともなれば多くのアングラーさんがこの場所に集中しますから暗いうちから場所をキープするんです。この釣りのルールは日の出から日の入りで、場所取りも現地で待機なんです。クルマでの待機はアウトですから、本当に明るくなる前から河原で暖を取りながら朝を待つのです。その貴重な場所を「ほらヘミンさん、ここに入ってやらいん!」と釣らせてくれるんです。私はお恥ずかしいながら、最初、そういう過酷な時間を経てこの場所をキープしたことさえ予想もできずにいたものです。

達人達のお持ちの情報はすごかったです。毎朝、このフィールドに入ってそれから出勤、これが日課とおっしゃってました。日々の河の変化や魚の変化が完全にインプットされていますし、どこで何本釣れたという実績をリアルタイムで把握してました。サーフで釣りは情報が命、と肝に銘じておりましたが河でも全く同じでした。

達人たちのグループは国道側の上流をメインにしています。水門というか堰があります。これも教えて頂いたのですがこの堰の開閉がサクラマス釣りには極めて重要とのことでした。上流で水嵩が増せば門は開きます。そうすると下流は水量が増し海へと流れ込み、その流れに反応して遡上する魚が増え、門が閉まった翌日、翌々日が激熱とのことです。事実。爆釣の日がありました。大袈裟ではなく3人に1人は釣れていましたし、ひとりで2匹という強者もいました。その日も私には来ませんでした( ノД`)シクシク…。

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達人たちのグループはtrapトラップと言います。仲間入りをお認め頂き、ついに私もトラップメンバーになりました。

私の良きアドバイザーのウッシーとの感動の実話を披露します

私のファーストフィッシュは4月30日でした。その日は日曜日でトラップの仲間のほとんどはサクラマスを終えていました。残ったメンバーは今期まだ一本も上げてない悔しさMAXの居残り組の数人です。私はこの前日の29日に総括をした状況でこの4月末日でサクラマス終了と決めていたのです。

それはGWに入れば田んぼ仕事が始まり、田植えの前に代掻きという作業があります。それが始まれば河の水がカフェオレ色になりルアー釣りは不適となってしまうのです。

私のことを気にかけてくれて常にアドバイスを送ってくれたウッシーは既に一本釣り上げており、その日は別の用事で陸に上がっておりました。

私は念願の一本を釣り上げた時に真っ先に連絡したのは、当然ウッシーでした。電話での彼は本当に自分の事のように喜んでくれてなんと「どこにいるのっしゃ?すぐ行くから」って言うのです。暫くして彼が缶コーヒー二本持って現れ、抱き合い、コーヒーで乾杯!をしたのでした。そして記念だからと写真を沢山撮ってくれたんです。これがその写真です。

私は女川の男は本当に熱い!熱すぎるくらい熱い!ありがたい!本当に大感謝!と思ったものでした。ウッシーが駆けつけてくれて抱擁の時に涙が頬を伝ったことは昨日のことのように思い出されます。

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余談ですがトラップメンバーは勢ぞろいでシーズン終了後、お疲れさん会をミナト隊長の御自宅で盛大に開催します。私は初参加で呑み、喰い、語らい、そして早々に酔いつぶれてしまったのでした(笑)楽しいイベントでした。

こうして出来た仲間との絆は私の大きな財産であります。この仲間達と間もなく始まる新しいシーズンも思いっきり遊び倒したいと決意しておりますし、今後はして頂くばかりでなく多少の恩返しもと思っております。トラップの皆さん、引き続きよろしくお願い致します。

10回目の最後に

今回はこの辺りで終了とさせて頂きます。長文にお付き合い頂き、深謝!

次回はサクラマス最終回「サクラマスとの出会い、感動の一本」をより詳しくお届けさせて頂きます。

白鳥の北帰行から、河原の鶯へと変わります。春到来です。

 

 

9th 追波川でサクラマスを追う(上)

さぁ、サクラマスのことを書いて行きましょうか。

これは今年の1月から4月までの出来事で内容豊富につき上、中、下と3回に分けてお届けさせて頂きます。その一回目は、なぜサクラマスか?から、追波川の初陣までとします。想いは溢れるほどあるのですが書ききれる筆力があるでしょうか?まぁ、始めて参りましょう。

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【contents】

はじめに〜サクラマスって?

1、サクラマスを釣ろうとした動機

2、新年度目標設定

3、いよいよ初陣・・・・・・・今回はここまで

4、吹雪の中で竿を振る

5、初めてサクラマスを見た衝撃

6、仲間が出来た・・・・・・・次回はこの辺かな?

7、バラした( ;  ; )

8、ついにその時が来た・・・・上の写真はその時のものです

おわりに〜Special thanks!

ここまで書いただけでワクワクしております。あとは表現力が伴うかどうかですね。お付き合いくださいませ。

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1ー1,サクラマスを釣ろうとした動機

正直なところ私はサクラマスのことを全く知りませんでした。逆に知っていたらここまでのめり込むことはなかったかも知れません。

ちょうど昨年の今頃、サーフ2シーズン目を終えてぼーっとしている時でした。秋に目黒プロのサーフスクールに行って、ヒラメの生態を知り、ヒラメの付くポイントが少し見れるようになって、SARYU(サリュー)というジグヘッドワームが新発売されて、それを使って気になったポイントを通すだけでそこそこ釣れたんです。秋シーズンのヒラメが好調で、ある種の達成感の中でシーズンオフに入っていました。

一方で「春まで何をしよう」と考えていました。とにかくじっとしている性分ではありません。私は何かに夢中になって何かをしていないとだめな多少、厄介な人なんです。いつものようにYouTubeを見ていた時に偶然、追波川のサクラマスが出て来て見ていたんですね。それが最初のきっかけでした。それで興味を持って調べたわけですよ。

①シーズンは?

②フィールドは?

③道具は?

④費用は?

①桜の花が咲く頃に②石巻の飯野川の近くで③去年シーバス用に買ったロッドと3000番リールで何とか出来そうだし④ルアーは買えばいいしスプーンは安いし、何とかなりそうだ!

よっしゃ!そう思ったら石巻の上州屋目指してクルマ飛ばしてましたもんね。なんと言ってもサーフで二年やっていて、ある程度、魚が釣れるようになってましたし、サーフだって全くの初心者から始めたんだから今の俺なら何とかなる!笑っちゃいますが本気でそう思っちゃったんですね。(完全なウマシカでしょ(笑))

上州屋さんでも店員さんにいろいろ聞いて、ロッドもリールも、PEもリーダーも、スナップも全部サーフと共用できると確信して、スプーン10個とミノー4個、それと退路を断つつもりで年券を購入しました。ロッドとリールはほとんど使っていなかったので、あぁ、買ってて良かった!そう思ったものでした。

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さぁ、少ない出費で一応道具は揃ったぞ!っと。さてどんなカッコで釣りに行くんだろう?冬の追波川はとにかく寒い、防寒対策は必須です。最初は冬のゴルフ用の帽子や防寒着でいいか。そうだ!万が一のためにタモ網を用意しなきゃ!

あとは・・な・ん・だ・?こんな感じでした。

この時に全く眼中になかったのが難易度でした。これを事前に知っていればどうだったのでしょうね。その後シーズンに一匹で大漁】と聞かされる程の難しさと知るわけです。YouTubeでも釣れるシーンがメインですからとても大きな誤解をしたんですね。

 

1-2,ところで、サクラマスってどんな魚?

ネットでサクラマスって検索するといろいろと出てきますね。私が一番参考にしたのがこのサイトです。目黒プロのスクールでアングラーはターゲットの事を知ることがとても重要だと知りました。見たこともないサクラマス、いったいどんな魚なんだろう?
https://www.smolt.co.jp>pages>brandstory-sakuramasu

驚きました!知れば知るほど神秘的でそして美しい魚でした。美味しん坊の私には市場では一匹2万円もする超高級魚というのも大変魅力的でした。

イワナとして河に産れて、その河に住みにくくなった比較的小さな魚体が海へと向かい、北の海を泳ぎ渡り大きな体になって、子孫を残すために産れた川に帰る、その時はものの見事な50~60㎝の魚体となる。こんなロマンチックな魚って他にいますか?

追波川は日本でも屈指のフィールドで全国区で名が知られているらしいんです。自宅から50㎞でやや遠いかな?なんて思っていたらとんでもない。贅沢言っていられない位、実は最高に恵まれているんですね。後日、日本中から遠征で来られるアングラーさんの存在を知り、私の住む宮城県にこんな宝のようなフィールドがあることの巡り合わせに大感謝をすることになるのです。

こんな条件が揃い、私はサクラマスアングラーへと変身しました。

教訓①偶然って面白い!②巡り合わせに大感謝!

 

2、新年度目標設定

私は良い目標が人を努力させ、成長させ、成功へと導くものと考える人です。学生時代も社会人になっても、趣味のゴルフもそうして目標を掲げ、また次のレベルの目標設定しそれを繰り返してきたようです。

良い目標とは①実現可能性がある②本気になれるもの③測定可能、この3点が重要です。絶対手が届かなかったり、本気になれないものや抽象的なものは目標にはなりませんね。

突然ですがゴルフの話をします。

Uターン後本格的に始めたゴルフは3年でシングルになってクラブ選手権に出ると目標設定してそのために1年目には練習週3以上・年間60ラウンド・ハンデ12、2年目は練習週3・年間60ラウンド・ハンデ10と決めました。当然3年目はシングルプレーヤーです。

目標設定したらあとはやるだけっす!真冬の練習も真夏のラウンドも決めたらやるだけです。自宅の庭にアプローチ練習場も作りました。クラブを握らない日がない位、やったものです。

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上の写真、10年前です。55歳で7,5だったんですね。

私はハンデ7.2のゴルファーにしかなれませんでしたがシングルを15年キープし続けました。二つの倶楽部でクラブ選手権に出場し、予選を突破し決勝ラウンドに残りました。ベスト8が最高でした。釣りに夢中になり、練習もせずラウンドが極端に少なくなり昨年ハンデ11になり、今年片方の倶楽部を退会し競技ゴルフから引退しました。自分で言うのも変ですがなかなか良い目標設定でゴルファーとして充実したものになったと自負しております。これからはエンジョイゴルファーとして・・・・、なんてなれそうもないのでゴルフには行っていません。

さて釣りの目標に話を戻します。

令和5年度の新年にこのような目標を設定しました。

サクラマス一本(初挑戦のシーズン、なんとか一本!)

②ヒラメ小座布団一枚(これまで最長53㎝、60㎝以上の小座布団一枚!)

③マーゴン三匹(マゴチ60㎝以上を三匹!)

先ほど良い目標とは実現可能性があって本気になれるもので測定可能と書きましたがいかがでしょうか?目標立案した時はそうだ!って思ったんですが①と②が非常にハードルが高いですよね。実現可能性?ここはかなりチャレンジングな域でしたね。無謀・夢とは言いませんが、かなりそれに近いものかもね。

しかしながら私は新年にこのような目標設定したわけです。そうしたらあとはどうしたら目標達成できるか?これが大事になるのです。

年度目標と言ってもまずサクラマスを釣らなければ話になりません。しかも時期的に4月末までが勝負です。私の作戦は「釣れるまで通う」でした。追波川には①根②藪③ジャカゴ④階段⑤国道などポイントのユニークな愛称があります。それぞれの特徴など全く分かるはずもなく、私はただただ通って自分の目で確かめてノウハウとして蓄積していこう!通えばいつか必ず釣れる!本当に根拠もなくそう思っていました。

②と③はシーズンインしてから!まず絶対!何が何でもサクラマス!こう決意して向かって行ったのでした。

 

3、初陣

待ちに待った解禁日、興奮して寝不足のくせに、1月20日に私はワクワクしながら念願の追波川に入ったのでした。川面流れる北風は異常に冷たく頬に突き刺さります。鼻水が垂れて止まりません。冬の北国のお天気は気まぐれでコロコロ変わります。強風が止んだと思ったら急に吹雪舞うこともあります。

リールが凍るって経験ありますか?糸が凍って巻けなくなるんですね。「今年から始めた釣りはこんなに過酷だったのか?」と思ったり、「いや、だからこそサクラマスなんだ!奇跡のサカナなんだって!」と自分に言い聞かせたり。いろんな思いが交錯しながら耐えるんですね。

寒さと同じくらい辛かったのは根掛りでした。当時は知りませんでしたが、川底にジャカゴという網があるんですね。それに掛かればもうダメです。寒風の中、かじかんでる指で仕掛けを作るしかありません。初日に2個ロストしました。2回ノットを組んだのです。

私はそれでも期待しかありませんでした。ルアーを投げて巻く、グググっ!って来そうな予感が一投毎にするんです。しかし現実はそんな奇跡が起こるはずもなく・・・。もうね、寒さに耐えきれず、ギブアップでした。今日は初日だし、様子見だし、次から本番!と背中を丸めて帰ったものでした。

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吹雪で対岸が見えなくなるような時もあるんですよ。手の指がもげそうで、足の指先の感覚が無くなるんですよ。

帰路、カイロを買いに走りました。

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今回はここまでとします。いかがでしたか?

次回はいよいよ極寒の中、何を思ってロッドを振り続けたのか?そして生きてるサクラマスを最初に見たのはお隣さんが釣ったものでその時の魚体を見た衝撃、これは忘れることが出来ないもので、それで一層、熱が入って・・・・・・。そしてここ追波川でもその後、師匠(そう言うと怒られますが)となる人で、私を仲間に入れて頂いた方々との出会い、そのあたりをお届けできればと思っております。

是非お楽しみにしてください。bye!

 

 

8th (内容変更)和牛解散から人間学を考えてみます。

はじめに(御礼)

おはようございます!ブログを書き始めて7回目の投稿で累計500アクセス頂きました。

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この数字はこれからも書き続ける上でとても大きな励みになるもので皆様に改めて御礼申し上げます。これからもプラチナエイジの充実ライフの共創のために情報発信をして参りますのでよろしくお願いいたします。

第8回目となります今回は「今年1月20日解禁の石巻市追波川のサクラマス釣りデビューから感涙の一匹を釣り上げるまで」を予定しておりましたが急遽、内容を変更いたします。

昨夜、私にとっては大きなニュースが飛び込んできました。世の中的には大谷選手のドジャースとのスポーツ界最大の1000億円を超える大型契約や政権政党自民党を揺るがすパーティ券キックバック裏金事件への関心が高いと思いますが、そちらはマスメディアにお任せて、私は和牛解散について考えるところを綴ってみたいと思っております。

私は今でも独りでピーチに乗って関空に入り、難波に行って二日で3~4公演観るほどお笑い好きです。梅田にも劇場があった頃はなんば、梅田を行ったり来たりしながら笑い続け、夜は夜でミナミや新世界で呑んでました。30代前半の5年間、西宮市尼崎市の住民でしたからお笑いに通って30年になるんですね。

今回はお笑い大好きヘミンが和牛の解散から学ぶべき人間学(ちょっと大袈裟?)に迫って記述出来ればと思っています。最後までよろしくお願いいたします。

 

さて、皆さんは和牛というお笑いコンビをご存じでしょうか?

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この二人で、左がボケ担当の水田信二さん(43)で、右がツッコミ担当の川西賢志郎さん(39)で吉本興業に所属する今では事務所の大看板のスターです。

和牛の簡単なプロフィールは2006年コンビ結成⇒2014年NHK上方漫才コンテスト優勝⇒2015年からM1において5年連続決勝進出、2015年6位(優勝トレンディーエンジェル2016年2位(優勝銀シャリ2017年2位(優勝とろサーモン2018年2位(優勝霜降り明星2019年4位(優勝ミルクボーイ)という輝かしい業績を残し、劇場ライブでは常にトリを務める押しも押されぬお笑い界のトップスターです。もちろん超売れっ子ですから若手中堅の芸人の憧れの的です。

そんなコンビがなぜ解散に至ったのか?これまでずっと日本中を笑わせてきた二人が最後の拍手を貰えないような幕引きに大きな疑問を感じるのは私だけではないと思います。予定を変更して急遽、和牛を書こうと思ったのは私の彼らへの愛とこれまでの偉業への報いのつもりです。

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これが二人のコメントです。ボケはボケらしく自分が笑われても相方を案じて、ツッコミはバランスと配慮が行き届いて、二人らしいコメントです。一見しますと水田さんの度重なる遅刻が原因でそれがストレスになり溝が深まり修復不能、と思われがちですがそれも一理あるでしょうがそれだけではないと私は思えてしょうがないのです。彼らの過去動画の中に「命を懸けて」「一生二人で」「ステージに立ち続け」「マイクを持ったまま死にたい」とコメントされています。

私はこの報道を知ってからYouTubeで彼らの漫才を何回も観ています。いつもは声を出して笑って観るのですが今日は全く笑えないです。昨日の劇場が最後で、コンビでのネタ披露はもう永遠に?無いようです。私たちはこれからライブやTVで彼らの笑いを観ることは出来ないのです。

 

今年解散(発表)した主な芸人は・・・・。

コウテイ、オドるキネマ、ジュリエッタコマンダンテなにわスワンキーズ、竹内ズ、ハチカイ、スタンダップコーギーゾフィーANZEN漫才、そして和牛です。そこそこ売れたのは太字ではないでしょうか?こうしてみると和牛がダントツの売れっ子大スターだったことが分かります。

私達は相方が大失態しても相方への深い想いで復調させたコンビも沢山見て来ました。古くは、やすしきよし破天荒のやっさんを真面目な西川きよしさんは常にフォローし何度もピンチを救い、チャンスを与えてきました。

少し前は極楽とんぼ、ロンドンブーツが記憶に新しいところです。

極楽とんぼ山本圭壱さんは下半身で3回事件を起こし、一時期は芸能界から完全に離れました。その彼が復職し、再度吉本所属になりこの12月5日めでたく結婚式を挙げました。周りの人達がどんなに祝福したか思いを巡らすだけで目頭が熱くなります。

ロンブーの田村亮さんはいわゆる反社のパーティに出てお小遣いを貰った【闇営業】騒動で一時公共の電波から姿を消しました。まだ記憶に新しいところですよね。宮迫さんが半永久的に消えた中で奇跡に近い復活を遂げています。

上記二人の復活劇に相方の存在、仲間の存在は計り知れないものがありました。コンビ愛などと一般論で片づけるつもりはありませんが、コンビですし、下積みを共に乗り越えてきた二人ですし、相方あっての自分ですし、現在のスターの座なのではではないでしょうか?その思いが加藤浩次さん、田村淳さんの二人から感じられるのです。それを周囲の芸人仲間やTV関係者などが見続けて来ての今の大活躍ではないでしょうか?

その点、ANZEN漫才の解散は全く理解できないものです。今や売れっ子のみやぞんは幼馴染のあらぽんを置いて所属事務所を辞める選択しました。あらぽんはピンで喰っていけると思いますか?現実を見れば無理です。そういう相方を置き去りにしてひとりで生きていく道を選んだ彼を見て今まで通り笑えるでしょうか?12月5日解散記事が出てその翌日には行ってQの海外ロケでパスポートをXに投稿する無神経さを披露しています。みやぞんが売れたのは彼の温かさや優しさ、素直さの魅力だったはずです。まさに真逆の行動、みやぞんが大きな勘違いをされていると思えてなりません。

一方、今では大物MCに進化した加藤浩次さん。昔の異名【狂犬加藤】から想像もできない見事な進化を遂げています。ロンブー田村淳さんも同様に経験を積み、年齢を重ね、努力して見事な進化を成し遂げています。

ここで【成長】の話をします。

例えばカブトムシ。たまごから幼虫、サナギを経て成虫になりますね。それぞれ全く違う姿・形をしてますよね。

例えば出世魚のブリ。ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと、こちらは同じ形のままサイズが大きくなりますね。

どちらも成長です。私は特に前者の成長に憧れてそれを目指して来ました。

幼虫がサナギになり成虫になる、その過程で全く違う姿、形になります。それを【トランスフォーメーション】と言いますこの二人に学ぶことはまさに人間の可能性と進化で、加藤さんも田村さんも昔とすっかり別の人格者になっているということす。その土台に最も身近にいる相方への深い愛情のようなものがあると私は思っているのです。

断片的な情報だけでみやぞんを揶揄するつもりはありませんが、まだまだ未来があり才能もあり可能性も大きな彼に、誰かがそっとお手本のような二人の存在を教えてあげたらいいですね。

最後に和牛に話を戻します。

噂ですが、急な報道になった背景には文春の報道があるようです。私も文春オンラインの和牛の記事をチェックしてみましたが、どこまで真実かどうか分かりかねますが川西さんについて【鬱ぎみ】と書いております。タレントとはいえ【鬱】と報道するにたる根拠はお持ちなのでしょうかね?

一部商業的週刊誌の報道は時に倫理を無視して暴走します。これまでも社益のために多くの人の人権を踏みにじり続けてきました。文春砲、だれが命名したか分かりませんがそんな権限はないはずです。表現の自由基本的人権の保護の下にしかありません。

和牛の二人が元和牛として、それぞれの資質にさらに磨きをかけ、ピンでも新コンビでもどんな形でも良いので、もう一度マイクの前で輝くことを祈って止みません。

 

次回は予定通り、サクラマスとの感涙の出会いを綴りますね!