プラチナエイジの晴釣雨学

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#13 M1グランプリ2023 私的総括!

今回は釣りと同じくらい大好きなお笑いがテーマ。

クリスマスイブの熱き戦いM1 グランプリ2023を少々偏った私目線で総括しますね。

最後までよろしくお願いします。

公式HP https://www.m-1gp.com では動画も観れますよ。

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CONTENTS

1、M1 2023の結果と19代目のチャンピオンは令和ロマン

2、敗者復活戦

3、ファーストラウンド

4、最終決戦

5、ヘミンの総括

 

1、M1 2023の結果と優勝は令和ロマン!

今年の日本一の漫才師を決めるM1 グランプリ2023が、昨日12/24開催された。

見事、19代王者に輝いたのは令和ロマンだった。涙の見られない笑顔の優勝発表だった。後から言うが下積みの苦労もさほどない?若手が勝ってしまった。

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彼らはよしもと所属のコンビで←高比良くるま(28)→松井ケムリ(29)で結成6年目の二人とも20代の若手芸人だ。

二人は慶應義塾大のお笑いサークルで出会い、魔人無骨(まじんぶこつ)というコンビ名でスタートとのこと。この芸名はNSCの講師野村さんのアイデアらしい。なんと彼らはNSC東京校23期の首席で卒業だったようだ。その資質が早くも開花したのかもしれない。既に2020NHK新人お笑い大賞で優勝し、まぁまぁの売れっ子で、今でもお笑い一本で喰っていけてるようで、食えてない芸人ではないようだ。

 

2、敗者復活戦

今年から場所とルールが変わった。昨年までの赤坂の野外ステージから新宿の屋内ステージに変更になった。審査方法は7組ずつABCブロックに分けて【観客が投票して】ブロック1位を決める。そのトップ3の中から【審査員が投票して】敗者復活戦突破の一組を決めるのだ。MCは今年も陣内智則

グループの1番目と次の面白かった方のボタンを押して決める勝ち残り戦だがどうしても最初の演者が不利になるように見えた。

Aグループを勝ち上がったのはヘンダーソン、Bグループを勝ち上がったのはナイチンゲールダンス、Cグループを勝ち上がったのはシシガシラだった。

芸人審査員はノンスタイル石田、アンタッチャブル柴田、マヂカルラブリー野田、かまいたち山内、錦鯉渡辺の5人だった。4票入り敗者復活組を勝ち上がったのはシシガシラだった。

やはり後半に出るほうが場が暖まり有利なのかも知れない。

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シシガシラは私の嫌いなハゲネタだった。審査員の多くが「今までにない新しいハゲネタ」と絶賛していた。アホか!

ちなみに私の押しはオズワルド。2019から4年連続ファイナリストで2021には準優勝の実力派コンビだ。そろそろオズワルドの番だろ!本気で応援してたんだけど。

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敗者復活戦のネタらしくない高度で計算されたもので一般観客に理解されるものではなかった。惨敗!

 

3、ファーストラウンド

準決勝を勝ち進んだ9組に敗者復活組を勝ち上がったシシガシラを加えて全10組が晴れのM1の舞台に立った。MCはいつもの今田耕司上戸彩

ご存じだと思うが発表順は笑御籤という箱に演者の名の書かれた棒を入れて(今年は)サムライジャパンの栗山監督とGの岡本選手が順に笑御籤を引いて決めた。トップバッターは栗山監督が引いた令和ロマンだった。

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この手の大会はトップバッターが圧倒的に不利である。M1も例外ではなく予選1組目で優勝したのは第1回の中川家だけで、優勝決定戦進出もその後笑い飯の一回しかないらしい。

そういう意味で令和ロマンにとって最高に不利な?状況でだったはずだが、昨日の令和ロマンはそれを武器にした

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松本人志がトップバッターの令和ロマンに90点を付けた。松本が90以上を付けたのは93ヤーレンズ、92真空ジェシカ、91マユリカモグライダーだけだった。最高で93という点数が何を意味するか?私はトップバッター令和ロマンの出来が本当に良かったからだと思っている。

令和ロマンは優勝決定戦でもトップバッターで出るのだが、この演出を作った人を忘れてはならない。それは先ほども言ったがジャパンの栗山監督である。今年のM1 は栗山監督のモッテいる何かが作用した夢舞台だったとしみじみ思うのだ。

実はファーストラウンドで私が応援していたのはカベポスターだった鳴かず飛ばずの6位。女性審査員は共に2番目に高い点数を付けた。彼らの特技と課題のヒントになるようなポイントではないだろうか。今年、第58回上方漫才大賞で新人賞を獲っている。才能はある!来年がんばれ!

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こういう大会は審査員への文句が噴出するものだ。今までも上沼姐さんや志らく師匠への攻撃が目立った。

今年は特に山田邦子への苦情が目立つ。しかし、以下の表をよく見て欲しい。山田の点数を除いても上位3組は不変なのだ。もっと驚いたのは審査員どの人を抜いても順位変動しないってことだ。ということは審査員への苦情攻撃は全く意味を持たないということだ。

ただし志らく師匠がXで言っていたことは興味深い。「もしも自分が審査をしていたら最高得点は真空ジェシカ98点で令和ロマンには92点で差は6点になる。すると最終決戦に進むのは真空ジェシカになり令和ロマンは優勝していない。」もう審査員でもないくせにそこまで言うか!開いた口が塞がらないっての!

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多少の凸凹があっても審査員のレベルも日本一だったんじゃないかな?

 

4、最終決戦

勝戦の1位~3位までの演者で優勝決定戦を行うが、順番は1位から順に選べてトップバッターは決勝戦3位の令和ロマン、2番目が2位だったヤーレンズ、ラストがトップ通過のさや香だった。↓この順でしゃべくったわけです。

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チャンピオンは3組が漫才を披露して7名の審査員が優勝と思う1組に投票して多数決で決める。山田邦子令和ロマン、博多大吉ヤーレンズ富澤たけし令和ロマン、塙宜之ヤーレンズ、ここまで2:2だっ梅原ともこ令和ロマン、中川礼二ヤーレンズと6人の開票が終わって3:3、残るは松本人志だけだった。松っちゃんが投じたのは令和ロマンだ!その結果、令和ロマン4票、ヤーレンズ3票、さや香は0票で王者が決まった。

私はさや香の最終決戦のネタに驚愕した。さや香が攻めた。今まであまり馴染みのないない【見せ算】ネタだった。4分の大会で理数系ネタは笑いが取れるわけはなく票の獲得は無かった。この大事な場面で、さや香はなぜこのネタだったのか、正直なところ私には全く理解不能であった。それが以下の記事で明らかになった。

以下↓デイリー新聞から一部引用

昨年のM-1で準優勝だったさや香は今年、1stラウンドにホームステイを題材にしたしゃべくり漫才を披露しトップ通過。最終決戦では、四則演算に加えて新たに作り出したという「見せ算」の世界観を展開し、3位となった。

2本目のネタは劇場で度々、披露していたものだが、高評価を受けた1本目や昨年のしゃべくり漫才とは異なる独特なテイスト。審査員の山田邦子から「さや香の最後のネタ、全然よくなかった」とバッサリ評された。

「-大反省会」で新山は、「2本目から決まった1年だったんで。あれをやるために、1本目を通過できるネタ作ろうみたいな感じでやった。1年前からミスってた」「今年はどうしても『見せ算』やりたかった」と、今年のM-1の戦略を説明。今年王者の令和ロマン・高比良くるまは、「さや香さんがあのネタやるって噂は何カ月も前から流れてきていた」と明かした。

 「M1打ち上げ-」では、千鳥・ノブから「さや香はすごいことをしたね」、大悟から「かっこええM-1したな」と称賛で迎えられた。新山は「やる前から分かってましたけどね、これアカンなって」と回想。「このネタをやるにあたって、各方面から事前に懸念は受けてたんです」とも打ち明けると、大悟から「でもお前らの漫才やから、お前らが。誰に言われようとな」と言葉をかけられた。新山は「初めてM-1で(心の)芯から好きなネタできた」とも語った

 

5、ヘミンの総括

①敗者復活戦、審査員が絶賛して送り出したシシガシラ。ファーストラウンドでは見るも無残な惨敗劇。ノンスタイル石田、アンタッチャブル柴田、マヂカルラブリー野田、かまいたち山内、錦鯉渡辺の5人よ、何らかの見解を出すべきじゃないか。ハゲだのデブだのを笑いにして新しい世界だのアホ言えって感じ。敗者復活戦の最終審査は本選と全く違うものだという認識と、腹くくってやれって言いたいんだ!

②改めて栗山監督は何か、凄いものを持っていると確信した。大谷が1000億円契約したのも栗山監督があってこそ。令和ロマンの優勝もトップバッターを引いて、決戦中もトップバッターネタで何回もトークがあったからこそ。その演出は全て、栗山監督ではなかったかと。

③続いてさや香。君らが欲しかったのは今日の1000万ではなく、夢という未来へのキッフだったんだな。立派!益々、応援したくなったわ。

④最後にスポンサーの日清さん。優勝副賞どんべぇ100年分って驚きだったけど、番組直後のモグラを起用したセブンイレブンとのタイアップCM。これ、めちゃユニークだったわ。セブン行くとセールらしいが幾らの値引きか分らんがCMは面白い!

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最後までお付き合いありがとうございました。おしまい