#14 2023/12/31この1年にありがとう!
山から蔦を切り出し、庭の南天と合わせて新春リースを作ってみた。
ちょっとワンポイントでアングラーらしさを入れたけど分かる?
今年もあと6時間で幕を閉じる。
間もなく紅白歌合戦が始まる。
この1年は自分的には大きな変化があった。
真っ先に思い浮かべるのがこの2つ。
・6月末で仕事を辞めて年金生活者になったこと。
・同じ時期、17年一緒にいた愛犬ベルが鬼籍に入ったこと。
今、思ってもあの時期は本当に苦しかった。
週が始まる月曜日、あんなに入っていたスケジュール表が真っ白で、予定が何ひとつ入っていなかった。月初と月曜日がとても嫌いになっていた。
そういう変化に全く馴染めなかったし、とても戸惑った。
多くの先輩たちは「働けるうちは働いたほうがいい」とアドバイスしてくれた。
しかし私が選択したのは「動けるうちに好きなことする」だったはずなのに、
自由になって不自由を感じてしまったんだね。
65歳。
これはとてもデリケートな年だ。
平均寿命まで20年、健康寿命まで10年しかない。
10年なんてあっという間だし、20年だって決して長くはない。
ここで努力する人はキープできるが、ここで諦めた人は老化が加速する。
身体的にもアタマの中も同じだ。努力と言えば聞こえがいいが、生易しいものではない。
キープというのはそんな簡単に手に入れられるものではないのだ。
私はビジネス界に別れを告げて独りになった。
ビジネス基盤の人間関係は卒業と同時に脆くなる。利害を超える人間関係の継続は稀だ。だからこそ継続する人達との絆は強く貴重なものだ、私も大切にする。
社風にもよるだろうが私も卒業された先人にはよっほどの事がなければ連絡は控えたものだ。
フリーになって以降、複数団体からお誘いも頂いたし、その方向で動いてくれた人もいたが私は頑なに意思を貫いた。ただ長男が事業をしており以前から会長職を拝命していたのでそれだけは継続することにした。
あまりに何もない日が続き自己嫌悪になることもあった。
これが無力感というのか。
不眠症になり食欲もなくなり体重が減り、産れてはじめて心療内科の門をくぐった。
愛犬ベルを見送ったのは6月の16日だった。退職と重なりホント、苦しい時だった。
大好きだった釣りにも行かなくなった。Twitterを開けることもなくなっていた。
6月から7月上旬までの記憶があまりない。
苦しかった記憶を自分の脳が消したのかもしれない。
しばらくして服薬の効果か、新たな生活のリズムに慣れたのか表に出ようと思った。
当初は図書館や本屋さんだった。
家にいればパソコンに向かい保険、税金、老後の資金繰りなどを整理していた。
馬鹿げたことを考えたりして、典型的な退職後シンドロームだったかな?
こんな事を調べたり、今、思えば65歳の変化は不安しかなかったのかもしれない。
こんな状況を一変したのはやはりサーフフィッシングだった。
釣れても釣れなくても海に行けば嫌なことは忘れられた。
釣れれば最高!釣れなくても最高だった!
サーフに救われた。
その仲間に救われた。
もう一回、サーフにのめりこんで、疲れて帰り、酒を飲んで寝る。
この繰り返しがまた、自分を自分らしくしていき、自分がまた笑えるようになった。
ありがとう2023!
さようなら令和5年!
新しい2024も素晴らしい年になるようにまだまだ頑張る!
キープする!できればグローしたい!
トランスフォーメーションし続けたい!
来年もよろしくお願いいたします。
ヘミン
2023大晦日18:00